悪い慰め

感傷癖から抜け出すためのレッスン

日記5/20~27

5/20

夜中にたくさん雨が降ると、目が覚めてしまうことが多い。目が覚めてしまったら睡眠不足のまま仕事へ行かなくてはならなくて、そうなるといつもの倍は疲れてしまうし家に帰ったら眠気でぼんやりしてしまうだろうから、本も読めずに一日の余暇を無駄にしてしまうのではないかと不安になって眠れなくなってきたので、今日はなにも書かずに寝てしまおうと思ったけれど、その気分だけ書いておく。
よく眠れますように、と願掛け。

 

5/22

仕事の一日。
先月末あたりから読書メーターを再開して、昔の感想などを見返していたらあまりに恥ずかしくなってたくさん削除してしまった。
そういう自意識って嫌よねーと思う。

 

5/23

休み。
良い天気。
ソファで昼寝。目が覚めたら肌寒くて上着を羽織り外に出てみるとちっとも涼しくなかった。
ちかごろ、休みの日に昼寝をするのがすっかり習慣になってしまっている。
それだけ外に出かけていないということでもある。
出かけていないので今月はいろいろ 
本を読んだりしている。
本当は人と遊んだりしたいのだけどあまり遊んだりしないので、本を読んでいるというところがあるかもしれない。

 

5/25

仕事。
ほんとうに暑い。
職場では昨日から冷房がつきはじめた。
夏バテ?
まだ夏ではないけど、ぐったりする。
フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』を読む。
すごく良い。ただ一回通読しただけではわけがわからない。

 

5/27

ブログを書く気にならない。
暑いせいかもしれない。
仕事中にいろいろと他人のブログを読んだりした。やっぱりブログを読むのは好きだと思う。

『ペドロ・パラモ』を読む。やっぱり良い。
〈おれ〉と名乗る語り手が父を探しにいく。会話や不意に差し込まれる別人物の語りが繰り返され、〈おれ〉から離れていく。
わたしはわたしがいなくなってしまいえばいいと思っているからなのか、〈おれはもやもやとしたものの中に溶け込んでいった〉というような方向に惹かれる。その一方で断片によって成り立っているこの小説は、時系列が複雑に入り組んでおり、そのことは構成する主体を意識させるものでもあるかもしれないなどとも思う。断片集という形式が孕んでいる矛盾が好きかもしれない。