悪い慰め

感傷癖から抜け出すためのレッスン

2019/12/16

つらいような気がしていたけど、絶望的と言ったほうがしっくりくる気がすることに気付く。絶望的な気分。どんな気分。こんな気分。

まったく寒すぎる。

とここしばらく毎日書いている気がするけど、日々の文章は日によってぜんぜん言っていることが変わっているかもしれないなか、一貫している日々の印象なのだと思うと、それはそれで大事にしたほうが良いのではないかと思う。

なにもただ寒さに打ちひしがれているわけではない。昨年、ヒートテックの極暖を買った。なかなか良かった。極暖があるから今シーズンは安心だなと10月ころには思っていたのだけどぜんぜん寒い。
先日パジャマを買ったついでに無印でヒートテックのようなインナーを買い、ヒートテックよりこっちのほうが着心地が良いし暖かいなと思ったけど、ヒートテックより無印のインナーのほうがぴったりした感じだったので、無印のインナーがヒートテックよりも優れているというわけではなく、サイズ感に問題があるのかもしれない。

車で信号待ちをしているとき、バックミラー越しに後ろの車を見たら、軽トラの助手席に座っていたおじさんが割り箸にささったべっこう飴を舐めていて、こんな朝から飴舐めてるというかあんなものどこで売っているんだろうかなどといろいろ駆けめぐったが、よくよくみるとなんのことはなく三分の二くらい食べたコンビニのフラクフルトで、よくよくみていたものだから、信号はいつの間にか青になっていた。

明日も朝が早いので早く寝る。
牟田和恵『実践するフェミニズム』、金井美恵子『兎』を少しずつ読む。
『兎』所収の「愛あるかいぎり」という短編に〈涙を流すことで思考を麻痺させようとしているかのようにも見えた〉という一文があり、昨日読んでいた『ショパンゾンビ・コンテスタント』を思い出す。登場人物はよく泣いていた。
以前は寝る前に小学生の同級生の顔を全員思い出そうとひとりずつ思い浮かべているとなぜか涙が出てきて、妙に気持ちよく、クセになっていたことも思い出す。