悪い慰め

感傷癖から抜け出すためのレッスン

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

読書/日記

その日 仕事。 辛い。 野村喜和夫『証言と抒情』を読む。 その日 休み。 良い天気。 良い天気の日に、良い天気だなと思うことくらいしか慰めがない。 『ひとり空間の都市論』を読む。 その日 仕事。 終日うんざりした気分で過ごす。 暑さのせいだろう。 昨年…

同じ夜に立ってる

「自信がなさすぎるんじゃないの?」 と言われた。 まあ、たしかにある面ではそうだ。と思った。 どうしてなんだろう、と訪ねた。 「ネガティヴすぎるんだよ」 と言う。 ネガティヴだから自信がないのか、自信がないからネガティヴなのか。わからないけど、…

読書/日記

その日 仕事。 『電脳コイル』の磯光雄が新しいアニメの監督をするという。 『電脳コイル』はとても好きな作品だった。ぼくが中学生のときだった。当時は野球をやっていて、放送のある土曜日は6時まで練習があり、急いで家に帰ったのを覚えている。練習が終…

読書/日記

その日 仕事。 大学の同級生が結婚するということで、飲み会に呼ばれる。 え、結婚式呼ばれてないけど。 いや、呼んだよ というから、確認するとたしかに呼ばれていてた。ぼくは常々、友達がいないとかほしいとか、そんなことばかり嘆いているけれど、悪いの…

読書/日記

その日 仕事。 とても暑い。 朝顔は元気そうだ。 しかし、朝顔は軒下に植えられていて、石川初『ランドスケールブック』によると、壁に囲われておらず、日が当たる場所であっても、雨が当たらない軒下のような空間は屋外とは言えないというようなことが書い…

読書/日記

その日 仕事。 一週間が始まる。 『原っぱと遊園地』 『入沢康夫詩集』を少しずつ読む。 『入沢康夫詩集』は前に読んだときに比べてだいぶ感じ入るものがある。それが何かはよくわからないけど。 僕が今まで入沢康夫と口に出したことはごくわずかしかないの…

読書/日記

その日 現代詩手帖2018年3月号をパラパラと眺めていたら、野村喜和夫の『魚群探知機』という作品の冒頭がささった。 消尽。ーー私は私を消尽する。それ以外に私の存在理由はない。 ああ、そうだ。これしかないという気分になる。

読書/日記

その日 仕事。 忙しい。 ひさびさのいい天気。仕事などしてる場合じゃない。いい歳してどこかへ行かなければならないという思いに取り憑かれて過ごす。 今日は死ぬのにもってこいの日、みたいなタイトルの本があったように思う。内容は知らない。タイトルか…

読書/日記

そのひ 仕事。 石川初『ランドスケールブック』 『岡田隆彦詩集』を少しずつ読む。『ランドスケールブック』というタイトルは、もちろんランドスケープから来ているのだけど、地形の話から始まり、庭の話へとじょじょに身体スケールに近づきながら進んでいく…

読書/日記

その日 仕事。とても疲れた。『岡田隆彦詩集』を少し読む。 花村太郎『知的トレーニングの技術』の「青春病克服術」という章に以下のような文章があった。 青春期の空想癖や心理的動揺や死への魅惑などの 、一種のノイロ ーゼ症状は 、歴史的なロマン主義の…

読書/日記

その日 仕事。前日がハードだったのと、とんでもない暑さのせいでヘロヘロ。帰り道に図書館に寄って石川初『ランドスケール』を借りる。大江健三郎『新しい人よ眼ざめよ』現代詩文庫『岡田隆彥詩集』を少しずつ読む。 読むことを通じて、現実を解釈している…

本の読み方のいろいろ

本の読み方は人それぞれとは言うものの、あんがいぼくは生真面目に本と向かい合っているようだ。 本を開いて一行目から、せっせと順々に読んで行く。筋や登場人物だって覚えようとする。調子の良い時は線だって引くし、メモだってしちゃう。 あるいはモノと…

読書/日記

その日 仕事。 カーソン・マッカラーズ(村上春樹 訳)『結婚式のメンバー』を少し読む。 12歳の少女が主人公の話。映画に関しては子どもか犬が出てくるものが好きなのだけど、小説はどうだろう。主人公のフランキーは言い得ない不安に襲われ、少し邪険に思…