悪い慰め

感傷癖から抜け出すためのレッスン

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読書/日記

その日 仕事。 たまたま読んでいた井坂洋子『詩はあなたの隣にいる』と穂村弘『きっとあの人は眠っているんだよ』の2冊で石原吉郎について同じ文章に触れていた。 本を読んでいるとこういうことがたまにある。誰しも経験があるだろう。 まったく意図したわけ…

読書/日記

その日 仕事。 仕事終わりで、新宿に呑みにいく。 電車の中で佐々木幹郎『パステルナークの白い家』を読む。詩人の余技的な軽いエッセイだと思ったけど、読み進めていくと意外と面白い。旅の話と過去の話。過去と現在。それぞれの出来事に著者は眼差しを向け…

読書/日記

その日 仕事。 仕事はとても辛い。 どんな世の中になろうとも、怠け者はダメな人である、とされてしまいそうだ。怠け者はどう転んでも世の中の敵になるのではないだろうか。ダメな人とされている人がいる。しかし、この人は実はこういう理由があってダメに見…

読書/日記

その日 仕事。仕事帰りに、図書館へ行ってそのままご飯を食べに行く。カレーを食べた。インドカレー。食べ物にあまりこだわりがあるほうではないけれど、食べ物の写真が載っている本はけっこう好きだ。煮卵の作り方みたいなタイトルの小さい本が本屋さんにあ…

読書/日記

その日 休み。 天気が良かったので外で本を読んだ。 いとこのこどもがきて遊ぶ。 貞久秀紀『雲の行方』と『具現』を読む。回り道とか寄り道というような文章がある。たとえば最近読んでいる後藤明生の文章は寄り道のように感じる。本筋があって、話がだんだ…

読書/日記

その日 仕事。 今週は仕事が忙しい。忙しいときにかぎってますます忙しくなるのはなんでだろう。 吉原幸子『オンディーヌ』を読み終える。『昼顔』のほうが好み。 ある種の苦痛を切実にもとめるような身振りは、苦痛とは逆方向への希望を捨てきれないために…

読書/日記

その日 仕事。 休日出勤だった。 午前中だけの予定だったけど、長引いて午後までになったので、昼休憩中に図書館へ行って本を借りる。 仕事の帰りに、別の図書館へ行ってまた借りる。 倉下忠憲さんの『「本」を読むことについて』が面白かったので『ソーシャ…

人にやさしく

なるべく人に対して優しく接したいものだと思う。そうすればわたしみたいな唐変木のおバカさんでも仲間に入れてもらえるんじゃないかな。とはいえ面と向かって人と接する機会もあまりないので、車で走っているときに横入りしてきた車に対しておおらかな気持…

読書/日記

その日 仕事。晴れていたり雨が降ったりした。来週と、来月に二度。休日出勤することになった。ただそれだけのことで、ダウナーになる。傷つきやすいぼくら、みたいなことばは甘くて、好きなのだけど、実際それじゃあ困るよな、と思う。深沢七郎「庶民列伝」…

語りつくせぬ青春の日々

語ろう、という人がいる。徹夜で飲み語らう。みたいな。わたしはそんな経験ないのでイメージがぜんぜんわかない。討幕の志士たちが夜な夜な語り合っていたことのほうがまだ想像し易いくらいだ。わたしと同じように誰とも語り合ったりしたことのない人に、語…