悪い慰め

感傷癖から抜け出すためのレッスン

日記3/31

3/31

土曜日、日曜日と久しぶりの連休で街へ出かける。
よく歩く。
本日の夕方に歩いていたら、陽はすっかり沈んでいるのに西のほうはまだ明るく東のほうはすでに暗くなっていた。ちょうど間にいるようでいつまでも間を歩いていたいと思う。
たしかに休日の日は暮れないほうが良い。


本日の夕方はひとりで歩いていた。昨日はSと歩いた。何件か古本屋へ行き、三鷹にできた新しいお店へも足を運ぶ。よく吟味して四冊買ったものの、家に帰ってみたら二冊は持っていることに気づいた。
古本屋へ行く予定ではなかったため、買おうか迷ったなかで安いものを買ったのだけど、そういう買い方はよくない気もする。ある程度予算を決めて気合を入れてそれで行ったほうが良い。とはいえそれはいつも思うことだし、計画的に本を買うような生活はしていないのでそういうものなのだろう。


最近はあまり街へ行かないのでたまに行くと人がたくさんいて驚く。
わたしは人ばかりみてしまうたちで、勝手になにか読み取ったりする。生活とか人生とか。べつにそういうことをするのが好きなわけではない。むしろ別のものに目をむけてなにかを感じ取ったり考えたりするほうが豊かなような気がする。

なんというか、例えば汚れた靴を履いて出かけてしまったとき、靴が汚れていることがとても気になってしまい、人から、あの人は汚れた靴を履いているねなどと思われたらどうしようと考えてしまう。そんなとき、通りすがる人々の靴に目をやって、ああ他の人も自分と同じくらい汚れているんだな、とか、やはり自分だけ汚れているどうしようとなったりする。このことは靴に限らず、わたしは自分の気にしている部分をつい見てしまうのだろうなとなんとなく思っている。